【一次情報】B2C 自動車修理・メンテナンス会社 Fサイト SEO対策しないWebサイトの各数値はぶっちゃけこんな感じ

2020年6月12日

どうも~。サイト管理人の助六です。

この記事を読むと下記のようなことが分かります。

ポイント

  • 自動車修理・メンテナンス業界サイトの現実的な数値が分かる
  • SEO対策をしない自動車修理・メンテナンスサイトの一例が把握できる
  • 特定車種に強いなど差別化できるサービスをもつと、関連ページのSEOに優位性が出る

今回は、自動車修理・メンテナンスを営んでいる会社のサイトがSEO対策などを行わなずに素で運用した場合、サイト内の各数値はどんな状態になるのかをお伝えしていきたいと思います。

Google Analyticsは計測データを公開してはいけないという規約があります。

だもんで、Google Analyticsとほぼ同じ内容の数値が取れるトラッキングツールを自作しました(色んな計測モジュールを泥臭く繋ぎ合わせてるんで、アナリティクスのようにスマートにはいきませんけどねw Googleはやっぱりスゲーよ)。

今回も、その自作ツールにて計測した数値をクライアントさんの承諾を得て、身バレしないレベルである月の月間(2019年)の概算値などを公表します。ぶっちゃけね、SEO対策とかしてなかったらこんなもんよ。参考になればと思います。

↓ 興味あるところから読んでくだされ~

ユーザー数

ユニークユーザーを指します。2019年4月の数値は約400UUというところです。

セッション

セッション数ですね。Googleの仕様に寄せて、30分で1セッションというカウント方法にしています。

約500セッションです。

ユーザーあたりのセッション数

1ユーザーあたり、平均でどのくらいのセッション数があったのかを指します。

約1.25セッション/ユーザーくらいです。

ページビュー数

Webサイト内の各ページについて、1か月間でどのくらいのページ数を閲覧したかですね。

約1,500PVくらいです。

ページ/セッション

1セッションあたり平均で何ページ閲覧したかですね。

平均3ページ/セッションです。まぁまぁ見られてますね。

平均セッション時間

約1分30秒くらいです。 

直帰率(全体)

“直ぐに帰ってしまう割合"のことです。最初の1ページ目でユーザーが離脱してしまった割合を示すもので、サイトテーマとユーザーとのニーズにミスマッチが起こると、この値が高くなる傾向にあります。

ただし、この数値は低いほうが良さそうに思えますが、実は一概には言えません。例えば、何度もサイトに訪れているユーザーは、自分の見たいページがサイトのどこかの1ページだった場合、そのページを見て満足して、そのままサイトを離脱してしまうので、直帰率という切り口では、増加してしまうのです。

なので、直帰率を見るときは、新規ユーザーとリピーターの割合にも着目したほうがいいですよ。

ちなみにB2Bサイトの直帰率の平均(助六調べ)は約52%、B2Cサイトの直帰率の平均は約47%ってとこです。C2Cとかだと、70%台とかでも普通ですよ。

普段のサイト直帰率(全体)の推移を月ごとに確認して、直帰率が劇的に高まったら、各ページの直帰率を見て、大幅に変動のあったページに着目すると、直帰率の悪化原因が分かりやすいです。

長くなりましたが、当サイトの直帰率(全体)は約65%です。

新規ユーザー

ユーザー数ベースでなく、セッションベースでの新規ユーザー数です。

約360セッションです。

リピーター

こちらもユーザー数ベースではなく、セッションベースで計測しています。

約140セッションです。セッションベースで見ると、同サイトは28%くらいの割合がリピーターですが、定期メンテナンスなどをサービスの主力の一つに掲げていることもあり、もう少しリピーターの割合も増やしたいところです。

例えば、車の各部品における交換時期の目安が下記だとすると、

タイヤの交換時期が約5年。
バッテリーの交換時期が約4年(保証期間は2~3年)。
エンジンオイルの交換時期がだいたい1.5万kmの走行か1年ごと。
エンジンオイルフィルター(エレメント)の交換時期が約2年。
ブレーキオイルの交換時期が約2年。
ブレーキパットがだいたい走行距離2~5万km。
ラジエーター液の交換時期が約2年。
エアクリーナーの交換時期が1万kmの走行か1年ごと。
ワイパーブレードゴムの交換時期が1年。
スパークプラグの交換時期が1~4万km。

なので、会員管理を行って、主要パーツのメンテナンス時期に差し掛かった顧客に対してカーメンテナンス用のキャンペーンクーポンを発行するなどの地道な営業活動がリピーターの増加に必要となってきます。

都道府県

ユーザー数ベースでランキングをし、割合を出しております。所在地が東京で接続割合のトップも東京なのですが、約40%となっており、そこまでシェアを取れていない印象です。というのも、この会社は、ある特定の高級車のメンテナンスに強みがあり、その車を所有しているオーナーが地方に散らばっているため、東京エリアのユーザーのみに流入がそこまで集中していないという側面があるようです。

話は戻りますが、割合としては、

1位:東京都 約40%

2位:神奈川県 約15%

3位:大阪府 約10%

です。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

市区町村

こちらも都道府県と同じ方法で、割合をランキングすると

1位:横浜市 約12%

2位:大阪市 約7%

3位:港区 約6%

です。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

ブラウザ

サイトに流入してきたユーザーが使用しているブラウザのランキングを見てみると

1位:Safari:約30%

2位:Chrome:約29%

3位:Internet Explorer:約25%

でした。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

safariが1位でしたが、突出しているわけではなく、1~3位でほぼ三分しているような印象です。IEの使用率も根強い印象ですね。

OS(オペレーティングシステム)

サイトに流入してきたユーザーが使用しているOSのランキングを見てみると

1位:Windows:約45%

2位:iOS:約30%

3位:Android:約16%

でした。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

接続デバイス

大まかな割合を見てみると

パソコン:約53%

スマホ:約43%

タブレット:約4%

となりました。

B2Cサービスなので、やはりスマホ閲覧の割合は大きいですね。

ユーザー属性(性別)

接続ユーザーの割合を見てみると、

男性:約91%

女性:約9%

となり、男性のほうが圧倒的に多いという結果です。カーメンテナンス、とりわけ特定の高級車に強みがあるという同社なので、車にこだわりが強い男性ユーザーの流入が多いというのはうなずけます。

ユーザー属性(年齢)

ここもGoogleの仕様に合わせて10歳刻みで計測しています。

1位:35-44歳 約43%

2位:45-54歳 約28%

3位:25-34歳 約19%

4位:55-64歳 約10%

という結果です。現代社会において、車は本当に贅沢品になってしまいました。他業種のサイトは25-34歳のユーザー数が1位にくることが多いですが、カーメンテナンスサイトに関してはその傾向が崩れています。理由は経済力とライフスタイルの変革ですね。同社は特定の高級車のカーメンテナンスに強みがあるという側面を除いても、全体的にカーメンテナンス業界におとずれるユーザーの年齢層は高くなりつつあります。

インタレスト

サイトを閲覧しているユーザーどのようなジャンルに興味があるかを計測しています。まぁ参考までに。

1位:車両および輸送/自動車愛好家

2位:ライフスタイル&趣味/ビジネスプロフェッショナル

3位:家と庭/日曜大工

4位:ライフスタイル&趣味/アウトドア愛好家

5位:買い物客/高級買い物客

参照メディア(集客)

集客にどのような方法をとっているかを計測しています。

1位:Google 自然検索 約37%

2位:ダイレクト(URL直打ち・お気に入りなど) 約22%

3位:Yahoo 自然検索 約21% 

4位:bing 自然検索 約1%

5位以降もありますが、省略します。

Google検索エンジンによる自然検索に優位性がありますね。リスティングをかけるとしたら、Googleが適してるかもですね(得意分野を伸ばすというのが定石)。またダイレクトからの流入が多いですね。前述したように同社には強みがあるので、特定層のリピーターがダイレクトサーチしてくる状況が作れています。

コンテンツ

コンテンツの人気度をページビューの多い順でランキングし、何となくの割合を出しています。

1位:トップ ページ 約35%

2位:メンテナンス ページ 約13%

3位:メンテナンス特化1 ページ 約10%

4位:メンテナンス特化2 ページ 約10%

5位:会社案内 ページ 約5%

6位以降もあります。なので、1位ー5位の割合を足しても100%にはなりませんのでご認識を。

ある特殊なメンテナンスサービスをもっている同社は、その特化ページも人気です。この特化ページの内容は専門性も高く細かな記述がされていますので、SEOも強いですね。

ランディングページ

ランディングとは”着陸”の意味です。検索結果などから一番最初に着陸したページをセッションベースでランキングし、何となくの割合を出しています。

1位:トップページ 約50%

2位:メンテナンス特化1 ページ 約15%

3位:メンテナンス特化2 ページ 約9%

4位:メンテナンス ページ 約8%

5位:当社について ページ 約5%

こちらも、6位以降もあります。なので、1位ー5位の割合を足しても100%にはなりませんのでご認識を。

おわりに

いかがだったでしょうか?SEO対策しないカーメンテナンスサイトはぶっちゃけこんなもんです。

車は非常に様々な部品で構成されているので、カーメンテナンスと言っても多岐にわたります。四輪アライメント、ガラスコーティング、エンジン洗浄など、他社よりも何か光るものやこだわりを演出することで、コンバージョンにも大きく影響してくるので、サイトの見せ方など、ブランディングが結構大事な業界だなと感じています。

またお会いしましょう~