【一次情報】B2B　化粧品OEM製造　Y社サイト　SEO対策しないWebサイトの各数値はぶっちゃけこんな感じ

2020年6月15日

どうも～。サイト管理人の助六です。

この記事を読むと下記のようなことが分かります。

ポイント

化粧品OEM製造業界サイトの現実的な数値が分かる
SEO対策をしない化粧品OEM製造会社の一例が把握できる
年齢層高めのユーザーが多く閲覧するサイトには、歴史や実績にフォーカスしたコンテンツを設定してみる

今回は、化粧品OEM製造を営んでいる会社のサイトがSEO対策などを行わなずに素で運用した場合、サイト内の各数値はどんな状態になるのかをお伝えしていきたいと思います。

Google Analyticsは計測データを公開してはいけないという規約があります。

だもんで、Google Analyticsとほぼ同じ内容の数値が取れるトラッキングツールを自作しました（色んな計測モジュールを泥臭く繋ぎ合わせてるんで、アナリティクスのようにスマートにはいきませんけどねｗ　Googleはやっぱりスゲーよ）。

今回も、その自作ツールにて計測した数値をクライアントさんの承諾を得て、身バレしないレベルである月の月間（2019年）の概算値などを公表します。ぶっちゃけね、SEO対策とかしてなかったらこんなもんよ。参考になればと思います。

↓ 興味あるところから読んでくだされ～

ユーザー数

ユニークユーザーを指します。2019年4月の数値は約850UUというところです。

セッション

セッション数ですね。Googleの仕様に寄せて、30分で1セッションというカウント方法にしています。

約1,000セッションです。

ユーザーあたりのセッション数

1ユーザーあたり、平均でどのくらいのセッション数があったのかを指します。

約1.18セッション／ユーザーくらいです。

ページビュー数

Webサイト内の各ページについて、1か月間でどのくらいのページ数を閲覧したかですね。

約3,000PVくらいです。

ページ/セッション

1セッションあたり平均で何ページ閲覧したかですね。

平均3ページ／セッションです。まぁまぁ見られてますね。

平均セッション時間

約2分３０秒くらいです。　

化粧品のOEMを依頼しようと考えている会社は規格・仕様を隅々まで情報収集する傾向があるので、滞在時間やページビューが多くなりがちですねー。

直帰率（全体）

“直ぐに帰ってしまう割合"のことです。最初の1ページ目でユーザーが離脱してしまった割合を示すもので、サイトテーマとユーザーとのニーズにミスマッチが起こると、この値が高くなる傾向にあります。

ただし、この数値は低いほうが良さそうに思えますが、実は一概には言えません。例えば、何度もサイトに訪れているユーザーは、自分の見たいページがサイトのどこかの1ページだった場合、そのページを見て満足して、そのままサイトを離脱してしまうので、直帰率という切り口では、増加してしまうのです。

なので、直帰率を見るときは、新規ユーザーとリピーターの割合にも着目したほうがいいですよ。

ちなみにB2Bサイトの直帰率の平均（助六調べ）は約52%、B2Cサイトの直帰率の平均は約47%ってとこです。C2Cとかだと、70％台とかでも普通ですよ。

普段のサイト直帰率（全体）の推移を月ごとに確認して、直帰率が劇的に高まったら、各ページの直帰率を見て、大幅に変動のあったページに着目すると、直帰率の悪化原因が分かりやすいです。

長くなりましたが、当サイトの直帰率（全体）は約55%です。

新規ユーザー

ユーザー数ベースでなく、セッションベースでの新規ユーザー数です。

約850セッションです。

リピーター

こちらもユーザー数ベースではなく、セッションベースで計測しています。

約200セッションです。

都道府県

ユーザー数ベースでランキングをし、割合を出しております。同社は本社が東京で、製造工場が関東圏にいくつか散らばっております。

話は戻りますが、割合としては、

1位：東京都　約45％

2位：神奈川県　約15％

3位：埼玉県　約10％

です。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

市区町村

こちらも都道府県と同じ方法で、割合をランキングすると

1位：横浜市　約11%

2位：大阪市　約9%

3位：新宿区　約7%

です。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

ブラウザ

サイトに流入してきたユーザーが使用しているブラウザのランキングを見てみると

1位：Chrome：約30％

2位：Internet Explorer：約25%

3位：Safari：約24%

でした。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

もうすぐIEも使えなくなりますが、IEの使用率が高いですねー。

OS(オペレーティングシステム）

サイトに流入してきたユーザーが使用しているOSのランキングを見てみると

1位：Windows：約55％

2位：iOS：約25%

3位：Android：約10%

でした。

4位以降もありますが、省略してます。なので1~3位を足しても100%にはなりません。

接続デバイス

大まかな割合を見てみると

パソコン：約68％

スマホ：約30％

タブレット：約2％

となりました。

B2Bサービスなので、やはりパソコン閲覧の割合は大きいですね。

また前述しましたが、化粧品OEMの世界は決め事が多く、費用も高額になることが多いので、依頼者は複数の会社に相見積もりを取ることになります。その際に情報を収集する上で依頼者はスマホよりもパソコンによる接続が多くなる傾向があります。

ユーザー属性（性別）

接続ユーザーの割合を見てみると、

男性：約53％

女性：約47％

性別による大きな偏りは見受けられませんでした。

ユーザー属性（年齢）

ここもGoogleの仕様に合わせて10歳刻みで計測しています。

1位：25－34歳　約35％

2位：35－44歳　約25％

3位：18－24歳　約13％

4位：45－54歳　約10％

5位：55－64歳　約9％

6位：65歳以上　約8％

という結果です。他のサイトの年齢分布よりもばらつきがあり、バラエティーに富んでいることが特徴です。通常、10歳刻みで4層くらいの計測が7、８割くらいなのですが、当サイトは6層にわたり多様なセグメントがサイト閲覧をしているようです。

インタレスト

サイトを閲覧しているユーザーどのようなジャンルに興味があるかを計測しています。まぁ参考までに。

1位：ライフスタイル＆趣味/緑の生活愛好家

2位：ビューティー＆ウェルネス/頻繁にサロンを訪問

3位：買い物客/高級買い物客

4位：ライフスタイル＆趣味/ビジネスプロフェッショナル

5位：メディア＆エンターテイメント/映画愛好家

参照メディア（集客）

集客にどのような方法をとっているかを計測しています。

1位：ダイレクト（URL直打ち・お気に入りなど）　約35%

2位：Google　自然検索　約33％

3位：Yahoo　自然検索　約15％　

4位：bing　自然検索　約7％

5位以降もありますが、省略します。

ダイレクトからの流入が多いですね。サイトの実力はダイレクト検索がいかに多いかとも言われていますので、ダイレクトでの流入が3割を超えて1位にランクインしているのは、非常に良い傾向だと思います。

また、Google検索エンジンによる自然検索に優位性がありますね。リスティングをかけるとしたら、Googleが適してるかもですね（得意分野を伸ばすというのが定石）。

コンテンツ

コンテンツの人気度をページビューの多い順でランキングし、何となくの割合を出しています。

1位：会社案内　ページ　約15%

2位：トップ　ページ　約12%

3位：当社の歴史　ページ　約9％

4位：OEM詳細　ページ　約8％

5位：採用　ページ　約5％

6位以降もあります。なので、1位ー5位の割合を足しても100%にはなりませんのでご認識を。

同社は日本に多い、言わば"百年企業"ということで歴史があります。その歴史を強みとして出しているページが結構人気ですね。

前述した接続ユーザーの年齢層に、55-64歳の層や65歳以上の層が結構な割合で存在していましたが、これらの層は、購買の意思決定の際に歴史や実績を特に重視する傾向があります。よって、このあたりの層に歴史を語るページが結構、刺さっているのかもしれません。

この仮説を検証すべく、55-64歳の層や65歳以上の層でフィルタリングをかけて、ページビュー別にランキングを見てみると、なんと「当社の歴史」ページがトップページや会社案内ページをおさえて1位にきていることが判明しました。年齢別にどのコンテンツがヒキがあるのかを見ていくと新たな発見があるかもしれませんね。